海龍の

映画 『Men of Honor ザ・ダイバー』

徹底分解

 

映画最大の見せ場 − 現役復帰審議会 

 

 

 

 映画のなかで最大の見せ場となっている カールの現役復帰の為の審議会。 ここで最新式のヘリウム用ダイビング器材をフル装備して12歩歩けることを現役復帰のデモストレーションとしてさせられるのですが、現実にはこんなことはなかったようです。

 

 ただ このシーンでは 海龍のお気に入りの 台詞がバシバシでてきますので それをご紹介しておきましょう。

 

シーン

コメント

気合満点で審議会場に入場してきて、おもむろに バシッと審議官達に敬礼を決めるカール。

ハンク大佐に『室内で敬礼するのは陸軍だけだよ』といなされちゃうんですけど・・・

まあ、確かにカールのこの敬礼はかなり陸軍調にみえますね。海軍では艦艇内での活動ということからか敬礼は陸軍よりも肘をあげないのが普通のようです。

それからカールがなかなか敬礼を止めないのは相手からの答礼があるまでそのままの姿勢を保持するのが敬礼のルールだからですね。

何が何でもカールの現役復帰を認めたくなさそうなハンク大佐の意地悪質問にユーモアを持って余裕で答えるカールなんですけど・・・

このあたりのやり取りはよく聞いていないと耳をとおりすぎちゃうんですが、なかなか面白いやりとりをしています。

山場に向けての序章のようまものでしょうか。 でも ここも結構いいので 詳細をお楽しみください。

ハンク大佐の切り札が登場します。最新式のヘリウム使用泉水器具を装着してアシストなしで12歩あるけと・・・

ここでチーフ・サンデーの場内乱入です。 面白いやり取りがあります。

また ハンク大佐が意地悪く冷徹な声で切り札をだすところもお楽しみください。

さすがのカールも最新式の目茶苦茶、重たいヘリウム仕様の潜水器具でデモをやれと言われてかなり緊張して重大決意を表明します。

 

 

また ここでカールは審議官の提督達をうならせるような発言をかまします。

 

honor, sir !

この間までの酔いどれ、やる気なし人間は吹っ飛んで、かつての 潜水学校の主任教官だった時代に完全に戻ったかのようなサンデー。

Navy Diver, stand in !

カールを鼓舞するように鬼教官が吼えます。

確かに降格はされても 海軍潜水士の最高峰である Master Diver であることには変わりはないのですから、見事な仕切りです。

何度見てもここでの ロバート・デ・ニーロの演技は最高にかっこいいですね。  映画の中で最高に盛り上がるシーンですが この演技があってこそなんですよね。

 

☆  目 次   ☆

 

 

 はじめに・・・一言

 

 映像で確認する階級等の推移 カール編

 映像で確認する階級等の推移 サンデー編

 

 前半の見せ場 − 潜水学校

 映画最大の見せ場 − 現役復帰審議会

 

 Navy & Marine Corps Medal

 ヘルメット式潜水器材

 映画中の Navy Diver 写真集

 

 チーフ・サンデー 特集

 その他の脇役達の検証

 

 本物の カール 及び実際の写真集

 撮影現場 スナップ

 

 

 

 

 

 

  【 参 考 】

 

 米海軍 下士官・水兵の階級章

 Mr. Carl Brashear の実際の略歴

 

 

  【 外部 参考リンク 】

 

 ザ・ダイバー 映画公式サイト

 The Carl Brashear Foundation

 Diving Heritage -"Hall of fame" Carl Maxie Brashear

 Men of Honor - Wiki (英語)

 もぐりのドクターの潜水医学入門 独り言 − ザ・ダイバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

07/26/2009

 

 

Copyright (C) 1999-2008 studio SeaDragon. All rights reserved.

inserted by FC2 system