海龍の

映画 『Men of Honor ザ・ダイバー』

徹底分解

 

前半部分での見せ場 − 潜水学校

 

 

 

  映画のなかでの前半の見せ場となっているのは潜水学校でのお話でしょう。 ヘルメット潜水器具もバンバンでてきますが、やはり 潜水(ダイビング)に関係した台詞が次々と登場します。

  マスターチーフ・サンデーがが成り立てるシーンが多いので 海龍的には非常に聞き取りにくいところが多かったのですが 少しご紹介していきましょう。

 

シーン

コメント

覚悟はしていたものの初の黒人潜水学校生徒に他の白人生徒は反発。

教官のサンデーが登場し合衆国海軍としての正式な立場を表明するのですが・・・

陸軍は最終的には白兵戦になることからか比較的早く人種差別がすくなくなったようですが、海軍はかなり保守的だったようです。

黒人は体の構造上泳ぎが苦手だとか、黒人と同じ水につかると穢れるとかいった差別心が強かったようです。 映画の中でも最初のほうでその手のシーンが出てきますね。

夜中にカールを叩き起こし、特別レッスンと称するイジメをはじめるサンデー教官。 『ボイルの法則って何だか知っているかぁ!』

実は、彼の中にも個人的な黒人に対する敵意があったのでした・・・

目茶苦茶がなりたてているのでかなり聞き取りにくいです。

潜水学校に入校したてで まだ何も学習していない訓練生に向かってこれを聞くのはやっぱり イジメですよね。

自己紹介を始めるマスター・チーフ サンデー。 海軍潜水士になろうなどとは思わずにここを立ち去れとが成り立てた挙句に、ここでは自分が神だと大宣言をします。

わざとカールの前で黒人差別的発言があります。 

 

ダイビングは海軍で一番危険な仕事なんだ。 ここにいる奴の仲で最後まで残るのは3人程度だ。 辞めたい奴は誰だ! へたれを訓練する手間を省いてくれる奴は誰だ!おまえか? おまえか? と各訓練生に迫る教官サンデー。

軍の訓練学校の教官ってこんな調子のしゃべり方をするようですね。 どんな映画をみていても 同様なシーンではこんな言葉使いで こんな調子で喋っています。

唯一カールに親切にするスノーヒル。 彼は州の水泳チャンピオンでした。 そんな彼に潜水用の重りを投げつけて水面に掘り込む鬼教官サンデー。 水泳なんか潜水には屁の役にもたたないんだ!とのたまいます。

ちょっと判りづらい譬えがでてきますが・・・

これがすぐに判ったらかなりのオールド・ファンってことでしょう。 海龍は調べてやっと判りました。

沈船での作業訓練時の事故に自分で救助にいこうとする教官サンデーに、あなたは深く潜れない体でしょう。 私は準備できています。 行かせてくださいと志願するかーる。

確かに こんな時に、自分なら確実に救助できるのに実際には潜れない体であるということはかなり苛つくものでしょう。

まさに 映画冒頭の救出場面の再現です。

 

☆  目 次   ☆

 

 

 はじめに・・・一言

 

 映像で確認する階級等の推移 カール編

 映像で確認する階級等の推移 サンデー編

 

 前半の見せ場 − 潜水学校

 映画最大の見せ場 − 現役復帰審議会

 

 Navy & Marine Corps Medal

 ヘルメット式潜水器材

 映画中の Navy Diver 写真集

 

 チーフ・サンデー 特集

 その他の脇役達の検証

 

 本物の カール 及び実際の写真集

 撮影現場 スナップ

 

 

 

 

 

 

  【 参 考 】

 

 米海軍 下士官・水兵の階級章

 Mr. Carl Brashear の実際の略歴

 

 

  【 外部 参考リンク 】

 

 ザ・ダイバー 映画公式サイト

 The Carl Brashear Foundation

 Diving Heritage -"Hall of fame" Carl Maxie Brashear

 Men of Honor - Wiki (英語)

 もぐりのドクターの潜水医学入門 独り言 − ザ・ダイバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

07/26/2009

 

 

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